健康診断を受ける
職場の健康診断のオプションにあった腹部エコーを受けることにしました。
2年前に違和感を感じたときに勤めていた病院ではこのようなオプションはありませんでした。
転職した先の病院でたまたま腹部エコーのオプションがあったので「ちょうどよかった」くらいの気持ちで受けました。
これでおなかのポッコリがなんなのかわかり安心できると思いました。
皮下脂肪って言われると思っていたのに･･･。
検査前
腹部エコーを受けたのは夜勤明けの午前中でした。
検査前の数時間は飲食禁止なので朝の3時に軽く食べてから食事はおあずけ状態です。
でも検査が終われば食べられると思って業務を頑張りました。
腹部エコー
16時から9時頃までの勤務で走り回っていたので、疲労がはげしく頭もぼんやりしている状態で外来へ向かいました。
9時30分頃に検査を受けました。
位置的に私からはエコーの画面が見えません。
他に見るものもないので、なんとなく技師さんの顔を眺めていました。
私が問題に思っている下腹部付近にプローブをあてると技師さんがなんだか神妙な表情になりました。
そして、すごく慎重にゆっくりとプローブを当てられてると感じました。
いやな予感
そして「自分よりも詳しい人にちょっとみてもらうね」と言い他の人を呼びに行ってしまいました。
もう一人の技師さんを連れてきて、再び下腹部にプローブをあてながら小さな声でなにやら話しています。
技師さんからその場では何も言われることなく検査は終了。
「なんともなかったってことかな？」と思いつつ廊下に出ると外来ナースに声をかけられました。
もしあったとしても診察を受けて帰ったほうがいいわね。
すぐ予約とるからね
問答無用で婦人科の診察を受けることになりました。
問題ありだったか･･･とうなだれました。
婦人科受診
診察を受けるように言われてから受診まで1時間30分くらいあったと思いますが、どう時間をつぶせばいいのか考えられずただひたすら診察室の前のベンチでぼんやりしていました。
何度も時計を見ますが時間が全然進みません。
食事をしたかったけれど診察まで待つようにと言われ飲まず食わずが続きました。
問診票
受診前に問診票を記入するように渡されました。
「性交経験はありますか？」という設問がありました。
私はそれまで数回しか経験がなく、その数回も私が痛がるので相手があきらめたという過去があります。
それでもこの質問に対する答えは「あり」になるの･･･かな･･･？
そんなこと恥ずかしくて誰にも聞けないし困りました。
そしてやっと診察室に呼ばれました。
私の担当になった医師は廊下で何度か見かけたことのある男性医師でした。
あまり大きな病院ではないのでほぼ職員全員の顔を見知っています。
優しそうな雰囲気の先生でしたが、女性の先生がよかったなと思ってしまいました。
まず、健康診断で採った血液で腫瘍マーカーを調べますと言われました。
初めての内診
先生は腹部エコーの写真をみながら私に質問しました。
性交も痛くてできなかったのに検査はできるのであろうか？
しかし私は避けて通れない検査であると思い込み、仕方なく受けることにしました。
まさか内診をされるとは思っておらず、さっきトイレに行ったのでティッシュとかついていたら恥ずかしいと思いながら下着を脱ぎました。
初めての内診台です。
「なにこれ、恥ずかしい！」と思っていたら激痛が私を襲いました。
検査のためにプローブを挿入しようとしているのでしょうがそれがとにかく痛い。
膣が突き破られると思いました。
暴れまわる
じっとしていられず体が動いてしまいます。
動くというか暴れているという感じです。
内診台の上では上半身と足は台に支えられているけれど、お尻の下には支えがない状態です。
足を開いたままお尻を振り回すという状態になってしまいました。
想像すると顔から火がでそうです。
先生やナースに
「ちからを抜いて」
「ゆっくり呼吸して」
と声をかけられますが無理でした。
結局、検査はできませんでした。
それに対して先生もナースも何も言いませんでしたが、いろんな意味でとにかく恥ずかしかったです。
正直に自分の経験を話して検査を断ればよかったと思いました。
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