病名告知
卵巣嚢腫と言われ頭は真っ白
内診台でおきたことに呆然としながら服を整えて、椅子に座り落ち着こうとする私に先生が追い打ちをかけました。
大きさからいって手術は必要だね
「卵巣嚢腫って何?」と頭の中ははてなマークでいっぱいになりました。
そして、
じゃあ、これから( まだ、帰れないの?そして食べるのもダメなのか・・・。
家がものすごく遠い ) 14時に予約したからね
紹介状とクリニックの地図をもらい診察終了となりました。
帰りぎわに腹部エコーをしてくれた技師さんとすれ違いました。
「大丈夫? おなかを見たとき妊娠しているかと思っちゃったわ」と言われました。
言われて初めて自分のおなかの状態が正常ではなかったと気が付きました。
師長さんへ報告
いろいろなことが一気にありすぎてもう頭はパンクしていました。
ただ、医師に「手術が必要」と言われたので、師長さんに報告しておくことにしました。
近いうちに手術で仕事を休むことになるだろうから勤務表を作成する師長さんに経過を伝えておこうと思ったのです。
すでに昼の12時を過ぎていたと思います。
夜勤明けで帰ったはずの私が病棟に姿を見せたので師長さんは驚いていましたが、私の様子で何かを感じ取ってくれたように思います。
婦人科で言われたことを伝えると優しく声をかけてくれました。
それまで私がどんなに打ちのめされていても、追い打ちをかけるようにひどいことを言う師長もいました。
ここの病棟で、この師長さんで本当によかったと心から思いました。
MRIのためクリニック受診
病院にもMRIはありますが、それよりも精密に検査できるMRIがあるのでそのクリニックを紹介されたようです。
紹介されたクリニックの最寄り駅は病院と私の自宅の中間の駅でした。
意識もうろうでクリニックに向かいます。
あまり待つことなく呼ばれ医師から検査の説明を受けますが全く頭に入りません。
言われるがまま検査着に着替えました。
造影の検査では造影剤を右手から入れることになりますが私の右手は血管がわかりにくいので心配です。
しかし、私の心配をよそにナースは一発でするりと点滴を挿入してくれました。
検査が始まると少しづつ身体が温かくなり、後半は電子レンジでチンされているように熱くなり全身から汗が噴き出しました。
造影剤による副作用のようです。
それに、このとき毛布のようなもので体をくるまれていたので余計に汗をかきました。
ただでさえ今日は食事をしておらず水も少ししか飲んでいないのに脱水で動けなくなるかと思いました。
お金のことを考えてなかった
検査結果は病院に郵送すると言われました。
最後にお会計をして終了ですが・・・お金が足りない。
受付でお支払いをしようとしますが財布に2,000円くらいしか入っていません。
お金のことを全く考えていませんでした。
受付のお姉さんにことわってから近くのコンビニへお金をおろしに行きました。
恥ずかしかった。
クリニックでのお支払いは12,200円(検査料金11,570円+送料630円)でした。
やっと帰宅
支払いをすませ帰途につきます。
お金をおろしたコンビニで買ったサンドイッチとカフェオレを歩きながら食べました。
もうこのころには自分の意識はどこかにいってしまい人形のようにあやつられているという感覚で歩いていました。
頭がぼんやりしており、卵巣嚢腫と言われたことは夢だったのではないかとなどと考えながら、16時頃? やっと家に到着し長い長い1日がやっと終了しました。
若さ
記憶にはないのですが当時の手帳をみると少し休んでから友達と夕飯を食べに出かけたようです。
よくそんな体力あったな。
今では考えられません。
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