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職場復帰

2022-09-24

3-退院後 境界悪性 仕事 痛み

卵巣嚢腫の手術後、職場復帰、仕事復帰、境界悪性
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職場復帰について

復帰の時期

主治医に仕事への復帰時期を確認すると退院1か月後ほどと言われました。

職場へは、傷病手当診断書とは別に「退院後1か月は自宅療養」と書かれた診断書を職場に提出しました。

一般的に術後3週間くらいで傷は落ち着いて術後合併症のイレウスも起こりにくくなるそうです。

休む期間を知ったときは思ったより長いなと思いました。

でも、1か月後に職場復帰したときは、1か月じゃ足りないのでは?って思いました。

休みの期間中は体力を取り戻さなければと思いほぼ毎日散歩をしていました。

私としてはもう体力は戻っただろうと思いましたが、そんなことはありませんでした。

いざ仕事になったらまだまだ手術前の体力にはほど遠かったです。

久しぶりの職場

緊張しました。

でもみんな「お帰り!」ってやさしく迎え入れてくれてうれしかったです。

初日は午前中だけの勤務にしてくれました。

やったことは患者さんの清潔ケアと受け持ちナースたちのお手伝い、ナースコール対応、おむつ交換です。

みんなが気を使ってくれて重いものを持ったりしないで済むようにしてくれました。 

普通に生活しているだけなら傷が痛むことはなくなっていましたが、ベッドの柵など何かがおなかに当たると少し痛かったです。

勤務終了後、休憩室で誰もいないときにソファに横になり休みました。

そうしないと身体を動かせないほど疲れました。

午前中しか働いていないのに家に帰ったらどっと疲れが出て指一本動かすものだるかった。

復帰後約1か月間は日勤のみでしたが少し勤務の日も減らしてくれていました。

復帰2か月後から夜勤が再開され徐々に身体をならせるようにしてもらいました。

師長さんや病棟のみんなの思いやりに支えられました。 

他部署の人

・リハビリのスタッフ

私は入院する前に病棟のスタッフにしか入院することは話していませんでした。

他に話すべき人はいないと思ったからです。

職場復帰の数日後、よく患者さんのことを相談する理学療法士さんとすれ違った時「しばらく見なかったけど、どうしたの?」と声をかけられました。

何気ない一言に思えるかもしれません。

でも、心配してもらうことがうれしい私は「私がいないことを気にしてくれる人がいた!」ということがうれしかった。

その時の患者さんの状況によってあまり話すことのない期間もあるのに気が付いてくれるなんて。

「あ、気がついてた?実は手術してたんだ」と話しながら心のなかはムフフと思っていました。 

・医師

病棟に出入りする医師にも二人にだけ直接言いました。

私は転職してきてしばらくは病棟のシステムになかなか慣れることができず四苦八苦していました。

その様子をみてこの二人は「頑張ってるね」「無理しないでね」とよく声をかけてくれました。

入院することを言わなければ「アイツ、なじめないで辞めたんだな」と思われるかなって思ったので。

ただ、病気が病気なので二人(男性)ともちょっと戸惑っているようでした。

「お大事に」と言ってくれました。

病名は言わなくてもよかったかも。

 

ちなみに私の病気が発覚したのは入職してから約1年後です。

入職時の健康診断の項目に腹部エコーはなかったので病気のことはわかりませんでした。

入職の次の年の健康診断で発覚しました。

境界悪性のこと

境界悪性が気になる

仕事を再開してからはじめに診察してもらった先生と廊下ですれ違いました。

その時に診てもらったお礼と無事に手術を受けたこと、境界悪性だったことを報告しました。

医師
ん? ああ、大丈夫、大丈夫

先生はニコニコした表情のままでした。

それに適当すぎる返答だったのでちょっと拍子抜けしました。

でもそんなもんか、あんまり気にする必要ないのかなと思いました。

組織診報告書を見直す

退院1か月後の受診のときに「組織診報告書」というものをカルテからプリントアウトしてもらっていました。

しかし結果が小難しく書かれていたのでよくわからず放置していました。

それを見直してあきらめないで解読を試みます。

実際に書かれていた文章はこちら。

ほとんどの部分は良性だったけれど、
一部の組織で細胞に変化があり良性とは言えず境界悪性粘液性腫瘍である


おそらく手術中の病理検査で調べた検体は良性の部分だったのだと思います。

術後、他の部分も詳細に調べたら境界悪性の組織が発見されたということなのでしょう。

割合としては良性が大部分を占めるけれどほんの一部のみ境界悪性だった。

良性と境界悪性の両方あったから診断名が「境界悪性」になったのだと思いました。

気持ちの整理

「境界悪性」という言葉に不安で押しつぶされそうでした。

人によっては追加治療をおこなう場合もあるそうですが私の場合は必要ないようです。

追加の治療もないし先生の反応からもそこまで思いつめる必要もないのかなと思うようになりました。

手術で右の卵巣を丸ごと切除しているので部分切除とは違って悪いものは残さず取り出されたのかなと思いました。

いまいち気分が晴れませんが「境界悪性」であったことに対して私ができることはありません。

今後も経過観察はするのだし気にしすぎないようにしようと思いました。

仕事も再開してそればかり考えているわけにもいかなくなったでちょうどよかったのかもしれません。


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なすみ

このブログは私が卵巣嚢腫にかかり経験したことをまとめた記録です。


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