（ 入院1日目 ）
入院は5泊6日の予定です。
仕方なく父と出発しました。
電車で病院に向かいますが父は微妙に離れて後ろからついてきます。
入院受付
病院に到着し入退院受付の窓口に行きました。
私より先に受付をしている患者さんが窓口のお姉さんに高額療養費制度について質問をしていましたが、いまいち会話がかみ合っていません。
私も今回の入院では月をまたぐことになってしまい、入院費が無駄にかかることになってしまいました。
なのでその患者さんの気持ちがすごくわかると思いながら順番を待ちました。
入院の書類を提出し、病棟に向かいます。
病棟に到着
病棟に到着し、ナースステーションに声をかけると座って待つように言われました。
少しして本日の担当ナースが登場し挨拶されました。
新人さんかな？
病棟の入口にある身長・体重計で測定してから病室に案内されました。
今回は一番奥の病室、もちろん大部屋（4人部屋）です。
窓際のベッドはすでに埋まっていて残念ながら今回は廊下側になりました。
同室の患者さんは、一人は妊婦さんでもう一人は貧血で入院しているおばあさんでした。
正直、妊婦さんとは別の部屋がよかった。
その辺の配慮は難しいものなのでしょうか？
荷物を整理し始めて間もなく、先生が来たということで父と手術の説明をうけました。
前回同様、父はお地蔵さんと化し、ただの置物状態になっていました。
病状説明書・手術・輸血の同意書にサインして父は帰りました。
学生さん
ナースから看護学生の実習で学生さんを私につかせてもらえないかと言われました。
今回の入院では自分に余裕がありそうなので了承しました。
そのあと、学生さんは挨拶に来ましたが今日はそれだけでした。
初々しいです。
私にもあんな時代があったんだよねと懐かしく思いました。
入院時にうけた説明やもらった書類については前回入院時の記事に詳しく書いています。
医師の診察
左卵巣の状態を最終確認されました。
さっきまで主治医がいたはずですが診察にきたのは知らない医師でした。
わたしは内診ができないので腹部エコーで卵巣の大きさを確認してもらいました。
3cmくらいかな
私は先生をガン見しましたが、先生は私と一切目を合わせません。
余計なことを言ってしまったというような様子です。
子宮筋腫はよくあるものということは知っています。
しかしここで初めて言われたので驚いたしちょっとショックでした。
それに、医者にめんどくさがられて悲しい気持ちになりました。
卵巣は小さくなっておらず予定通り手術をすることになりました。
ナースの処置
医師の診察後、ナースはへその処置と剃毛をしようと準備をしていました。
ん･･･一応させてもらうね
どこをどう見てもきれいな状態なのに、問答無用でベビーオイルをたらされてしまいます。
ちょちょっと！一応ってなに？
杓子定規だなと思いつつ、こう言ったらやめてくれるかなと思い言ってみました。
前にぐりぐりされてちょっと
･･･そうか、じゃあ、きれいになっているし、いいかな
私が気持ち悪くなるとその分彼女の仕事が増えますから、それはまずいと思ったようです。
もう一度へそを確認して態度を変えてくれました。
言い方って大事だなって思いました。
あと、陰毛の上側だけちょっと剃られて終了しました。
病衣のレンタル
前回の入院の反省から今回は術直後だけ病衣をレンタルすることにしました。
もし、開腹手術に術式変更になったら動けない期間が延びるのでレンタルの期間を延長する予定です。
病院からの指示通り浴衣タイプの病衣を1着借りました。
レンタル代は入院費には含まれないので、1日分を病院内のコンビニで支払いました。
216円でした。
麻酔科医の説明
前回入院時と同じ麻酔科医が登場しました。
相変わらず早口でたまに冗談を言って自分で大笑いしています。
前回と違うのは「私も以前手術してね」と手術して麻酔の経験をしたことを話していいることです。
でも私は「あなたの経験に興味はないんだけど･･･」と思って聞いていました。
麻酔科医の話が終わったらそのまま手術室ナースからの話もありました。
シャワーを浴びる
15時すぎに麻酔科医の説明から病棟へ戻ってくると、明日手術なので今日のうちにシャワーを浴びるように言われました。
病棟のシャワー室の使用は16時までで、すでにその時間まで予約で埋まっているということでした。
16時といえば夜勤と交代になる時間なのでシャワーは意地でも日勤の時間内に済ませておきたかったようです。
病棟のシャワー室でも狭いのに、更に狭いユニットバスのシャワーを使うように言われました。
シャワーと洋式トイレが並んでいてシャワーカーテンで仕切ってシャワーを浴びます。
（通常のユニットバスはバスタブがありますが、ここはバスタブがなく空間を仕切るものがシャワーカーテンだけ）
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| 通常のユニットバス |
シャワーカーテンがめくれてしまったらトイレの蓋の上に置いた着替えがびしょびしょになってしまう。
あまり時間をかけないようにと思っても狭くて動きにくくもたついてしまいます。
多分30分経過していないくらいの時間に「大丈夫ですか? 」と声をかけられました。
のんびりとシャワーを浴びているわけではないのに早く終われと言わんばかりの声掛けに腹がたってしまった。
シャワー後、大部屋へ戻りそこの洗面台で髪の毛を乾かします。
大部屋はシーンとしていてドライヤーをかけていいのかちょっとおどおどしてしまいました。
あまりの静けさに誰かに「うるさい！」って怒られないか不安になってしまいました。
どうしようかと考えた結果カーテン越しに「これからドライヤーかけますね」と声をかけました。
そうしたら貧血で入院しているおばあさんがカーテン越しに「そんなに気を使わなくて大丈夫よ。お互い様なんだから」と返事をしてくれました。
安心してドライヤーをかけることができました。
弾性ストッキングをもらう
はじめに「今日の担当です」と挨拶をしてくれた新人らしきナースは入院の説明を一通りしてくれた後、姿を消しました。
その後のへその処置やシャワーの案内は別のナースに声を掛けられました。
知らぬ間に帰ってしまったのかな。
と思っていたら日勤の勤務時間外であろう17時過ぎにまた顔を出しました。
「足のサイズを測らせてください」と。
手術後に履く弾性ストッキングのサイズを確認するためです。
前回からかなり太ったのにサイズは同じだったので驚きました。
そのナースは午後は院内の研修に参加していたそうです。
だったら足のサイズを測るのも別のナースがすればいいのにと思いました。
生理がきた
くるなくるなと思っていた生理が夕方にきてしましました。
私は25～28日の周期で生理がくるのですが今回はストレスのせいかちょっと遅れていました。
このまま術後までずれてくれと思っていましたがそうはいきませんでした。
明日、手術なのに･･･。
気分もおなかも重いです。
一応、ナースに声をかけておきました。
浣腸
術前の処置で19時すぎに浣腸しました。
ナースが大部屋だと落ち着かないだろうと気を使ってくれて処置室で浣腸してくれました。
前回同様、薬液を注入されるとすぐに出てしまいそうです。
とてもじゃないけど我慢できません。
すぐにトイレに飛び込みました。
便は出ましたがすっきりと全部でたという感覚ではありませんでした。
私はナースに報告し、ナースは医師に報告して、追加の浣腸は必要ないと言われたようでした。
前回の入院（開腹手術の時）では入院した次の次の日に手術だったので、いろいろゆとりがありました。
でも、今回は入院した次の日が手術で、入院した日にスケジュールがつまっていてとてもせわしなかったです。
眠れない
無職ですから、昼夜逆転ぎみで2時頃に就寝、起床は10時頃という生活をしていました。
入院したら21時消灯ということはわかっていました。
しかし、入院までに生活リズムを修正することはできませんでした。
全然眠れそうにありません。
前回は睡眠薬をくれましたが、今回はないようです。
当然、寝付けません。
やっとうとうとしてきた0時頃、なんだか部屋がガタゴト騒がしい。
こんな夜中に入院か？
私、明日手術なのに勘弁してくれって思いました。
うるさいなと思っていたら静かになり、その静かになったあたりでどうやら私はやっと眠りについたようでした。
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