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卵巣嚢腫で開腹手術を受けた入院生活を振り返って

2022-09-01

3-退院後 反省

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今回の入院での反省点

取り出された臓器の写真を撮れなかったこと

これは完全に盲点だった。

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言わなくても見せてくれるだろうって思っていました。

でも、私が入院した病院ではそうではなかった。

今でも、写真を撮っておいてもらうように頼んでおけばよかったと後悔しています。

取り出された自分の卵巣嚢腫が見たかったな。

もし次があれば絶対にたのんでおこうと思います。 

術直後だけは病衣をレンタルする

私は入院するとしても持参した自分の服を着たいです。

しかし、術後は自分で洗濯することが難しい期間があります。

もし次があれば動けない間だけはレンタルしようと思いました。

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そのほうが着替えの残りを気にしなくてすみます。

レンタルの料金も数日であれば高くないし術後のためだけに前あきパジャマを購入するよりもレンタルしたほうが安くすみます。

入院の期間が月をまたがないようにする

これは入院費をなるべく安く済ませたいからです。

もちろん、病状によってはそんなことを言っている場合ではないこともあります。

あくまで、緊急ではない入院の場合です。

それに仕事の都合とか家庭の都合で日程を決めなければならないときも仕方ないかもしれません。

入院日は主治医と相談して決めます。

その時に予定される入院期間を考慮して月をまたがないようにお願いしてみようと思いました。

父に期待しない

「家族が病気になったら心配する。励ます。支えになろうと思う」

私はそう思っていました。

しかし、私の父は違います。

今回、いろいろと非常識な父の反応に傷つき余計に精神を削られました。

考えが凝り固まった高齢者の考え方を変えることはできません。

なので、私は自分を守るために父に期待しないことにします。

入院して感じた「独身であること」

保証人とか緊急連絡先とか

入院するときに提出するときの書類には入院の保証人や緊急連絡先を書く欄がいくつもあります。

私の年代なら配偶者を書く人が多いんだろうなと思ったら、独身であることがすごく恥ずかしいって思いました。

いい歳して独身

職場では私が独身であることは知られているし同じように独身の人もいるのであまり気になりません。

しかし、一歩外に出るとそうはいきません。

30代半ばともなれば結婚して子供もいる人が多くそれが普通です。

若い頃は私もそうなっていると漠然と思っていましたが現実はそうはいきませんでした。

いい歳して独身なのはとても肩身がせまく感じます。

入院の書類を書く時にいつもは目をそらしている現実に直面せざるを得なくてため息をつきました。

この先のもしもの時のこと

父も高齢です。

今はまだ元気ですがそう遠くない未来に頼ることができなくなる日もくるでしょう。

そうなれば今回の入院のような場合、弟に頼ることになります。

かなり抵抗を感じますがそれが独身の現実です。

入院してあらためて感じる独り身ということ

社会的立場だけでなくやはり気持ちの上でも一人では不安です。

まわりの患者さんにはご家族がよく面会に来ていました。

それを見ていて家族とのつながりは弱った心の支えになるんだなと感じました。

入院して出会った人たち

私の主治医

私にとって良い先生かどうかの判断の基準は「質問しやすいかどうか」です。

コミュニケーションをとれるかどうかはものすごく重要だと思います。

私の主治医になった医師は目をあわせて挨拶をしてくれて私のペースを観察しながら話してくれるような先生でした。

そのため私もリラックスして診察を受けることができたし、こんなこと聞くのはどうかなと思うような質問もその先生だったからできたと思います。 

ナース

10日くらいの入院では名前と顔は一致しませんでした。

明るい人、いやなこと言う人、頑張っていて応援したくなる人。

ナースにもいろんな人がいました。

同室者

大部屋ならばどんな人が同室になるかによって快適かそうでないかが分かれます。

カーテンは目隠しになっても声は全く遮断しません。

明かりもです。

私の同室者は全体を通してみるとみなさん静かで比較的快適に過ごせました。

ちょっとした会話ができるような同室者がいればなおよいです。

ただ、私の同室者のように調子が悪くて入院してくる人もいるのでタイミング次第です。

アンケートとご意見箱

しかし、やっぱり納得いかないことを黙っていたくありません。

私が入院した病院は入院時の書類のなかにアンケートが入っていました。

それにデイルームやお会計窓口のすみにご意見箱がありました。

直接言えなかったことはアンケートに書いてご意見箱に入れておきました。

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医療従事者と患者の関係に上下はないはず

入院してみて患者の立場って弱いなと感じました。

医師には治療してもらっているし、ナースには面倒をみてもらっている。

それに身体が弱ると心も弱ります。

だから「なんかおかしいな、それはないんじゃないかな」と思っても言えません。

彼らに嫌われたらきちんと治療や看護をしてもらえなくなってしまうと不安になるからです。

環境的にはどうしても医療従事者が高圧的になりがちです。

私は医療従事者も患者も、上下なく対等な関係でいるべきだと思っています。

病院内の常識ではなく社会の常識をもって対応して欲しい。

同時にそれは医療従事者だけではなく、患者やその家族側にも言えることだと思っています。


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なすみ

このブログは私が興味関心のあること等について好きに書いていくブログです。

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