この記事はほとんどの部分を以前の記事から抜粋しています。
入院前の訴え
傷が残るのがイヤだ
私は初回受診のときに「とにかく傷が残るのがいやです」と訴えました。
「傷の残りにくい縫合をするから大丈夫ですよ」と言われましたが不安は残りました。
縦切りか横切りか
初回受診時に「縦に切る」と言われたので「横」ではできないのか質問しました。
横ならパンツで隠れます。
しかし、腹部の筋肉は縦に走っているため横切りだと開きにくいそうです。
私の場合は腫瘍が大きいため無理に取りだそうとすればお腹のなかで破裂する可能性もあり、安全に取り出すために縦切りでおこなうと説明されました。
手術~術直後の様子
手術の時
先生は切るのはなるべく最小限にしたそうと苦心してくれたようです。
私の手術で一番大変だったのは最小限の切開部から大きな腫瘍を破裂させないように取り出すところだったそうです。
私の手術で「一番長く時間がかかったところがそこだった」と言っていました。
術後
術直後は創部は分厚いガーゼでおおわれていました。
そのガーゼが外されたのは術後4日目です。
ガーゼをはがして先生が観察しただけで、消毒はされませんでした。
創部は乾燥しており発赤や膿もありません。
トラブルなく、経過良好です。
創部にはステリストリップという半透明のテープが貼ってある状態なので直接見ることはできません。
1cm幅のテープを3cmくらいに切り、傷をまたぐようにはりつけてあります。
隙間のないよう傷の上から下まで十数枚貼られています。
そのテープごしに創部にうっすらと乾燥した血液がところどころ付着しているのが見えます。
濡れてもいいのでシャワーもそのまま浴びますしボディーソープで洗っても大丈夫です。
傷はへその下から縦に12cm。
「埋没法で縫っており、糸は自然に溶けるので抜糸はしない」と説明されました。
退院1か月間の傷の様子など
傷のこと
傷の経過は良好で特に問題ありませんでした。
痛みはありましたが改善傾向でしたし出血や浸出液もなし、傷が腫れたり発赤したりすることもありませんでした。
私はシャワーを浴びる前にいつも傷を観察していました。
生活のこと
おなかを締め付ける服装はせずワンピースにデカパンまたはゆるゆるパンツをはいて過ごしました。
退院1か月後の受診までは湯舟は不可、シャワーのみにするよう言われていました。
診察後に入浴の許可が出る予定になっていました。
夏だったので湯船につかりたいという気持ちはあまりなくシャワーのみでも不便を感じることはありませんでした。
退院1か月後の診察直前の様子
傷のテープは全然はがれない
退院をするときには傷にテープが貼られている状態でした。
テープは自然にはがれるまで貼ったまま。
はがれたら、はがれたままです。
シャワーの時は傷の部分は泡でやさしくなでるように洗っていました。
テープは自然にはがれると言われましたが、しっかりくっついており全くはがれる気配はありませんでした。
受診前日にテープをはがす
受診前日になってもテープははがれる気配がまったくありません。
はがしても問題ないだろうと思ってシャワー後にテープを一枚一枚ゆっくりはがしました。
かなりしっかりついており自然にはがれることなんてあるのかな、と思いました。
退院1か月後にもらった傷の薬
傷への対処
傷の経過が良好であることを確認され処方箋をもらいました。
≪処方された薬≫
・リザベンカプセル(抗アレルギー薬)
アレルギーの薬が傷に効くなんて知りませんでした。
・ドレニゾンテープ(ステロイドが塗られているテープ)
初めて知った薬ですがステロイドですし効果ありそうと思いました。
・ヒルドイドソフト(保湿作用のあるクリーム)
瘢痕やケロイドに効果があるそうです。
リザベンカプセルは120日間内服して終了。
ドレニゾンテープを貼っていた期間は記録がなく記憶もないのでわかりません。
先生からはテープに皮膚が負けてしまうようならすぐにやめて、それ以降はヒルドイドソフトを塗るように指示されていました。
ドレニゾンテープは初めは普通に傷が隠れる幅に切って使用したのですが傷の周囲の皮膚が赤くなってしまいました。
あまり皮膚によくないと思ったのですぐ傷の太さに合わせて細長く切って使用するようになりました。
3~6か月くらいは貼っていたと思います。
しかし、あるときから突然周囲の皮膚が赤くなってしまったので止めました。
それ以降はヒルドイドソフトを毎日塗って1本使い切って終了しました。
無知
私は傷の治療の知識はありませんでした。
先生にすべてお任せし自分で調べたりしませんでした。
なので、この治療は標準的なものだと思っていましたが、あとになり違うと知りました。
私の傷の治療を調べてみたら「目立つキズあとの治療(肥厚性瘢痕やケロイド)」と日本創傷外科学会のホームページにありました。
私の傷はそのようなものではありませんでした。
手術前にしつこく先生に訴えたのでなにかしないとまたうるさくされると思われたのかもしれません。
または、婦人科の専門領域外の治療なのであまり興味がなかったのか。
これらの過去の記事から抜粋しました。
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